リンパ浮腫治療について
リンパ浮腫とは
リンパ液が流れるリンパ管の走行経路が狭くなったり、切断されることで流れが滞り、皮下組織にタンパク質や水分が過剰に溜まった状態を言います。
乳がんや子宮がんなどでリンパ節切除の外科的手術や放射線治療後すぐに発症する場合、数年経過してから症状がでる場合があり、腕や脚が腫れて重さやだるさ、疲れやすさを感じ、日常生活で不便や苦痛を伴います。
むくみの進行はゆっくりですが、適切な診察、治療を受けずに炎症を繰り返すことで皮膚組織が硬くなり、皮膚の乾燥を伴う象皮病へと進行していく場合があります。
むくみを感じたらできるだけ早めに主治医や専門機関で診察を受け、適切な治療を行うことがとても大切です。
治療について
国際リンパ学会で標準治療とされている複合的理学療法(CPT)の4つの基本要素を用いて効果的な治療を行います。
定期的な専門セラピストの施術とあわせて患者様ご自身が日常的にセルフケアを行うことがリンパ浮腫の維持・改善には必要となりますので、無理なくご自宅でできるように指導いたします。
「当サロンでは、お一人おひとりの状態にあわせてリンパドレナージだけでなく、てい鍼を使用し刺さない安全で優しい鍼治療を取りいれながら全身状態を整える幅広い施術を行っています。」
治療にあたってのご注意
お身体の状態や浮腫の程度により治療をお受けできない場合もございますので、何卒ご理解いただけますようお願いいたします。
複合的理学療法
1.「スキンケア」
患側の皮膚の状態や浮腫の程度を確認し、皮膚の乾燥を防ぐため保湿をしていきます。
2.「医療徒手リンパドレナージ」
浮腫の部位にあわせてゆっくりと柔らかいマッサージで溜まっているリンパ液を適切な方向へ流していきます。
※以下の場合は、リンパドレナージは行えません
- 感染症による急性炎症 (蜂窩織炎、皮膚炎、水虫など)
- 心性浮腫、心不全
- 下肢静脈の急性疾患(静脈炎、深部静脈血栓症など)
3.「圧迫療法」
浮腫の状態により必要であれば行います。
リンパドレナージで柔らかな皮膚に改善された状態を維持するために弾性包帯や弾性着衣による圧迫を行います。
当サロンでは、ご自身でセルフケアがしやすく日常生活に負担がないように弾性包帯は使用せず、弾性着衣(ストッキングや スリーブ等)で治療を行います。
4.「圧迫下での運動療法」
患肢を圧迫したまま運動を行うことで、滞ったリンパ液の排出を促す効果があります。
ご予約・お申し込み
施術に関するご相談やサロンについてのお問い合わせは、
お電話・お問い合わせフォームにてお願いいたします。
治療のご予約は、お電話・ご予約カレンダーにてお願いいたします。
施術中は電話にでることができませんので、
留守番電話にお名前とメッセージをお残し下さい。
こちらから折り返しご連絡させていただきます。
- 女性専用
- 完全個室
- 完全予約制
診療日:10:00~18:00 (最終受付17:00まで)
休診日:水・日曜日
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